2012年1月30日月曜日

鳥インフルにかかっても良いように準備を!

2012年1月28日 広島大学名誉教授 渡邊敦光氏(専門 放射線生物学)の講演を聞いてきました。

御用学者の名をいただいている 渡邊敦光氏ですが、
日本の伝統食 味噌汁こそが日本人の長寿の秘訣であり、
味噌汁こそが、放射線による発がんを防ぐ効果があること、
学校給食に是非、味噌汁を常食するよう取り入れる方がいいこと、
を力説されていました。

生味噌を食べさせたラットでは、放射線に対して、放射線障害が出にくかったそうです。
福島で被爆した方々は、今からでもいいから、生味噌を食べる食事にされる方がいいと力説されていました。

以下渡邊氏講演内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<がん発生のメカニズム>
がん発生のメカニズム「多段階説
イニシエーション(DNAに傷をつける)
⇒ プロモーション(細胞増殖の制御がきかない)
⇒ プログレッション(悪性化)
⇒ 発がん
広島県医師会 正しい放射線の知識より引用
詳しくは「原爆放射線の人体影響」

被爆後発がんまでには時間があります。
プログレッションや発がんに至る前に、方策を講じればいいわけです。

<長崎で被爆した医師 秋月達一郎博士の実践:味噌汁と玄米>
秋月辰一郎 博士は玄米食と味噌汁を勧められました。
博士は、広島で爆心1.4kmでフランシスコ病院医長として被爆。
89歳の長寿を全うされました。

詳しくは「味噌の科学と技術」全国味噌技術会


<味噌の成分とマウス実験>
味噌の摂取が、傷ついた細胞再生に効果があるのかマウスで実験しました。
肺がん、
肝がん、
大腸がん、
乳がん、
胃がん
脳卒中、
高血圧 
すべてで効果がありました。

小腸の細胞再生効果のある味噌の成分は
アグリゴン型イソフラボン ++効果あり
合成メラノイジン      ++効果あり
ビタミンC          ++効果あり (
自衛隊採用)
でした。

他の発酵食品についても
マウス実験(各食品を与えのちに解剖)と
培養した小腸細胞の再生効果を実験しました。
納豆       ++効果あり
ケフィア上澄み ++効果あり
没食子酸     ++効果あり
レイシ(紅芝泉)  ++効果あり
アガリスク    −− 効果なし
一部ヨーグルト −− 効果なし

熟成が180日以上の生味噌が望ましいようです。
理由は、褐色の汁 メラノイジンがさらにたくさんできるからです。
抗ガン作用を持っています。

<具たくさんの味噌汁の勧め 血圧降下>
味噌汁一杯の塩分は、1.2g。
塩分を、味噌汁で摂取したマウスの血圧は下りました。
同量の塩分をそのままで摂取したマウスは、高血圧になりました。

カリウム、マグネシウム、カルシウムは血圧を下げます。
カリウム(果物、イモ類、野菜)
マグネシウム(ナッツ、納豆、玄米)
カルシウム(根菜)
詳しくは味噌ガール

<地方伝承の健康食>
沖縄地方の「かっちゅうゆ」。
味噌汁に鰹節を入れてます。疲れた時の一杯だそうです。

島根の味噌汁は下痢止めになると言われています。

1300年以上続く味噌食。
日本人の体質と、日本の風土に合っています。
是非、学校給食に美味しい味噌汁を取り入れてほしいと思います。

広島県医師会 正しい放射線の知識

以上発表内容要旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

秋月辰一郎 博士が玄米食と味噌汁を勧められました。

<フィチン酸は抗がん剤>
フィチン酸は抗がん剤サプリメントです。
活性酸素を酸素にして毒性を無くします。
以下引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・
粉末状即席味噌汁中のフィチン酸含量 
山本嘉弘, 篠田粧子, 吉田勉 (東京都立川短大)
抄録
以前,穀類や豆類に多量に含まれる,亜鉛や鉄などの利用性を低下させるフィチン酸(I)含量が,納豆ではほとんど低下していないことを報告したが,今回市販の粉末状即席味噌汁の普通の製品3種と納豆を含む製品の水分,全リンP、,可溶性リンP 及びフィチン酸(I)I態リンPを分析。
前者(粉末状即席味噌汁)3種は全リンP中の約95%が可溶性リンで
,後者(納豆を含む製品)では80%がフィチン酸(I)態であった。
すなわち,大豆中のフィチン酸(I)は味噌製造中の発酵工程で殆ど分解される(イノシトールになる)ことが判明した。
以上引用終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


<味噌中のイソフラボンはアグリゴン60〜80%>

大豆のイソフラボンは、(糖ー結合ーアグリゴン)の形で吸収されにくいと言われています。
イソフラボンのアグリゴンは吸収されやすく、女性ホルモンのような働きをし、今回の講演では、抗ガン作用、細胞再生能力があると示されました。

<褐色物質メラノイジン 抗酸化>
活性酸素を捕まえ、酸素に戻してしまう効果があります。
つまり、ガンを未然に防ぎます。
味噌樽の中に浸み出す褐色の汁には、メラノイジンが含まれます。

メイラード反応による生じるから褐色の汁です。

炒めた飴色の玉ねぎ、デミグラスソース(ブラウンソース)の褐色、焙煎したコーヒー豆、黒ビールやチョコレートの色素、味噌や醤油の色素、パンやご飯の「おこげ」に含まれます。

以下引用・・・・・・・・・
例えば、
味噌は優れた抗酸化能力を有し、味噌のラジカル補足能力はその大半をメラノイジンが担っており、味噌の色調が濃いほどその能力が高まっているとされている[4]。動物実験では、味噌の摂取で肺癌胃癌乳癌肝臓癌大腸癌の抑制効果が認められ、味噌の熟成度が高いほど効果が高かったとの報告がある[5]
以上引用終わり・・・・・・・・・・
尚、高温で調理される炭水化物、ポテトチップやフライドポテト、ビスケット等中にアクリルアミド(発がん、神経毒)が2002年にスウェーデンで発見されました。アミノ酸のアスパラギンとブドウ糖のメイラード反応によってアクリルアミドができます。

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