ゲゲゲのしげ爺 ほりほりずむ宣言:インフルエンザ注意報
佐賀でもインフルエンザの患者さんが次第に増え、
ついに注意報レベルに達してしまいました。
地域によってはA型だけではなく
B型も流行しているようです。
皆さま、
寒い日が続いておりますので、
くれぐれもお身体、ご自愛ください。
さて、今回の話題は
インフルエンザにも有効な漢方薬・・・・・
『麻黄湯』。
● 麻黄(まおう)
● 桂皮(けいひ)
● 杏仁(きょうにん)
● 甘草(かんぞう)
・・・・・の4つの生薬から構成される、
この時期に多用される割とポピュラーな漢方薬です。
麻黄と桂皮は、
発汗・発散作用を持ち、
病因を発散させ、追い出すように働きかけます。
麻黄には、西洋医学的に分析すると・・・・・
『エフェドリン』
・・・・・も含まれており、
気管支拡張薬としても作用します。
杏仁は
鎮咳・去痰作用があり、
これに各生薬を調和させる働きを持つ甘草が加わって、
麻黄湯が出来上がります。
インフルエンザの時のような・・・・・
● 寒気、ふるえ
● 発熱
● 頭痛
● 関節痛
● 筋肉痛
・・・・・の症状がある際に用いて、
実に効果があります。
インフルエンザの治療薬には、
一般的に・・・・・
● タミフル
● リレンザ
● イナビル
● ラピアクタ
・・・・・などが知られていますが、
これらの薬剤を用いなくとも
麻黄湯だけで十分対応できます。
(併用すれば、更に効果的)
たとえ新型のインフルエンザが出現しようが、
その『証』自体は変わらないわけで、
菌が麻黄湯に対して耐性化することもありませんので、
たとえ抗ウィルス薬がなくとも
麻黄湯があれば、さほど心配することはないと思います。
今から10年くらい前・・・・・
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