2012年2月5日日曜日

新型インフルエンザ 初期症状: 2012年2月 インフルエンザの流行 A香港型の症状発症

2011年の昨年と同様の流行範囲であれば、2012年もそろそろインフルエンザの流行のピークに近づいているといえる。

2010年、2011年と比較して、2012年のインフルエンザの症状を発症した患者の特徴で大きく異なる点は香港A型である。

2010年、2011年のインフルエンザの症状発症の特徴は、豚インフルエンザと言われた新型インフルエンザ(H1N1型)の流行であった。

しかし、2012年は、新型インフルエンザ(H1N1型)はほとんどあらわれない。

国立感染症研究所・感染症情報センターのインフルエンザのウイルス分離の最新報告をみてみるとよくわかる。

・新型インフルエンザ(H1N1型):5件

・A香港型インフルエンザ( H3N2型:AH3亜型):984件

・B型インフルエンザ全般(その他含めて):101件

約9割のインフルエンザの症状発症患者が、A香港型インフルエンザ(H3N2型:AH3亜型)である。

インフルエンザの症状を発症し、医療機関から報告された患者数も激増している。

2012年1月16日から22日までの最新の報告をみてみる。

・インフルエンザの報告された患者数:112,035

・全国のインフルエンザ患者数の推定値:111万人

既に、全国どこでもインフルエンザが猛威をふるっている状態と考えた方が自然です。

各地域で微妙な差はあるものの、全域でインフルエンザの患者数が増加している傾向です。

参考に、全国の都道府県でインフ� ��エンザの症状を発症した患者数の割合が高い地域を紹介します。

福井県(59.88)

高知県(59.31)

三重県(52.17)

岐阜県(49.79)

愛知県(49.03)

和歌山県(41.48)

香川県(39.65)

愛媛県(35.49)

比較的中部地域、四国地域など南の地域での増加が目立ちます。

また、年齢別でみると、子供や幼児での発症割合が高いことも特徴です。

・5〜9歳  :約31万人(27.9%)

・10〜14歳:約20万人(18.0%)

・0〜4歳  :約17万人(15.3%)

インフルエンザの香港A型の症状の特徴とも言えます。

【2012年1月2月 インフルエンザの症状・流行の最新記事】

Related Posts



0 コメント:

コメントを投稿